第32回瀬戸内倉敷ツーデーマーチ

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第32回瀬戸内倉敷ツーデーマーチ

3月9日(土)&10日(日)に行われた、
「第32回瀬戸内倉敷ツーデーマーチ」に出場してきました。

この「瀬戸内倉敷ツーデーマーチ」、
過去5回出場したことのあるウォーキングイベントで、
1日目、5km・10km・20km・40kmのコース。
2日目、5km・10km・20km・30kmのコースが用意されており、
1日だけでも2日連チャンでも参加できる大会です。

で今回は、
2日目の30km、
「復興応援 吉備真備コース」に参加してきました。

過去に5回も出場しているので、
20km以上のコースは全て歩いたことがあるのですが、
「吉備真備コース」」は、
昨年の「平成30年7月豪雨」の「復興応援」ということで、
真備町の妻の実家が被災した身としては、
是非少しでも力になれればと参加することを決めた次第です。

コースの方も被災の影響で一部が変更になっていましたし、
決壊現場近くも歩いて通るようなので、
どの程度復興作業が進んでいるのかも確認してみたかったので、
妻と一緒に歩くことにしました。

さてさてどんな1日だったのか?
あまり撮れなかったのですが、
写真を交えながら・・・

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おいっ! いきなり雨かよっ!

いきなりですが、
ウォーキングって時間が掛かります。
普段走っていると、
余計にそんなことを思います。

普通に歩く速度といえば、
時速5km程度。
てことは、30km進もうと思うと、
単純計算でも6時間。。。

ウォーキングイベントなんで、
途中チェックポイントがあったり、
いろいろな観光スポットがあったり、
お昼休憩があったりするので、
ゴールするまで結構な時間が掛かります。

実際、前回の30kmコースの時は、
約8時間掛かってます。

ということで、
長距離のウォーキングイベントはスタートが早いっ!

今回も7:00スタート!

てことは受付やお弁当の申込など、
スタート前にすることもあるので、
5:00過ぎには起きて6:30前には会場入りです。

眠い目を擦りながら、
スタート前の諸々を済ませ、
出発地点に。

すでに結構な人です。
発表ではこの30kmコース、
事前申込が約1,100人。
当日棄権や当日参加のプラスマイナスがあったとしても、
1,000人ちょいは参加してるのかな。

その参加者が、
7:00丁度に一斉にスタート。
まずはスタート地点の倉敷市役所から大通りに向けて歩いて行きます。
この時点では雨は降ってませんでした。

スタート直後

降ってませんでした。。。?!?

なんで唐突にそんなことを?!?
とお思いでしょうが、
なんと天気予報では確実に雨が降ると。。。
それも結構な雨足になると。。。

そんな予報外れて欲しかったんですが、
スタート直前にチェックした雨雲レーダーを見ると、
お昼前くらいから雨雲の中にスッポリ。

一応カッパにもなるアウターを着、
覚悟の上のスタート。

で、まだ数百メートルしか進んでないところでポツリポツリと。

えっ! 嘘でしょ!!

スタートしたばっかですよ。。。

大通りに出たら雨

いきなり雨です。
で先に言っておきますが、
この先ずっと雨です。
それもドンドン雨足が強くなっていく雨です。

スタートして間がないので、
この先7時間以上雨に打たれながら歩く訳です。
先週風邪をひいて治ったばかりのこの身体で。。。

まぁブツブツ言ってても仕方ないので、
悪天候なら悪天候なりに良い経験だと思い、
楽しさを見つけながら進みます。

前回は晴天で気持ちの良かったコースが・・・

まず、第一チェックポイントとなる、
遍照院へ。

遍照院

雨のため、
スタンプをもらったらそそくさと次を目指します。

次の見せ場は倉敷大橋。

倉敷大橋

倉敷大橋上

できて間がないのでとっても綺麗な橋なのですが、
雨の所為でなんか霞んでます。
そしてやたらと長い気が・・・

橋を越えると、
今度は「ふなおワイナリー」に向けて結構な坂を登って行きます。

確か前回は、
表にテントなんかも張られ、
賑やかな感じでしたが、
今回は全て店内のみ。
前はここで少しゆっくりしたと思うのですが、
次を急ぎます。

ただ、菜の花はとっても綺麗だったのでパチリ。

ふなおワイナリー

ここからしばらくは山のアップダウンが続き、
あまり見るところもなく、
次のチェックポイントとなる「ヤンマー倉敷ラボ」を目指します。

「ヤンマー倉敷ラボ」は、
ちょうど中間地点あたりらしく、
「残り半分、さぁ頑張るぞ!」
と気合を入れ直すところなんですが、
この辺りが一番雨がひどく、
土砂降り状態でした。

ヤンマー倉敷ラボ

真備に突入

第二チェックポイントを過ぎて丘をいくつか越えると、
真備に突入です。

でしばらく進むと、
昨年の「平成30年7月豪雨」で決壊した小田川にぶつかり、
土手を決壊した地点に向けて歩いて行きます。

小田川決壊現場

写真では分かり難と思いますが、
立ち入り禁止先の土手で色の違う部分が決壊した箇所のようです。
日曜日で結構な雨だというのに、
この日も工事をしていました。
予想以上な規模に言葉を失いました。。。
あの日の光景が頭を過ぎります。。。

ここからはそれこそ被害にあったところを歩いて進んで行くようになります。

とその前にいい時間になってきたのでランチ!

まきび公園

最終チェックポイント&楽しい楽しいランチのはずがこの雨です。
雨をしのげる場所で片寄せながらお弁当をいただきました。

ランチ後少しだけ休憩をとり、
後半戦のスタート!

前回は、
ここから綺麗に整備された竹林を抜けて真備クリーンセンター裏に出て行くルートでしたが、
今回は竹林は通らずに違うルートからクリーンセンター裏に出てきました。

真備クリーンセンター

写真には写ってませんが、
いまだに災害ゴミが置かれていました。

あれから9ヶ月も経つというのに・・・

クリーンセンターを下ると、
今度は実際に被害に遭った住宅地を通って行きます。

う〜ん・・・
手付かずで窓も戸もなく開け放たれた家の多いこと。。。
ところどことゴーストタウン?!?
と思えるほどです。

ウチ(妻の実家)は、
1階が丸々浸水だったのですが、
なんとかリフォーム可能ということで、
これからの目処が立ち前に進んでいます。
ですが、いまだにどうしていいか分からず困っている人たちが多く居るであろうことが、
容易に想像できる光景が広がっていました。

コース上の所々に立って居る大会関係者の方々が、
今歩いて居るコース上のあの日の写真を見せてくれました。
あの日テレビで見たあの光景のもっと生々しいやつです。
言葉を失います。。。

そして、
人生にはいろんな試練があり、
ときにはちょっと立ち止まったりすることもあるけど、
やはり最終的には前を向いて歩くしかないなぁ〜・・・
なんてことを思いながら、
雨の中ゴールを目指し歩きました。

そうこうしてると、
見覚えのある「金田一耕助像」が。

真備ふるさと歴史館金田一耕助像

ここまできたらゴールまであと少しです。
すでにスタートして7時間が過ぎてます。

歩いている参加者のみんなの顔にも若干疲労の色は見えるものの、
ゴールが近づくにつれ、
少し元気が出てきてるようにも見えます。

自分自身も、
あと少しでゴール。
この雨の中よく歩いてきたなっ!
と思いつつ一緒に歩いている妻に、
「もう少しだね!」と声を掛けていました。

そして、
待ちに待ったゴール!
7時間半掛けてマービーふれあいセンターに到着です!

第32回瀬戸内倉敷ツーデーマーチゴール

長かったぁ〜
でも良い疲労感です!
早く風呂に入って一杯やりたい!
お疲れ様でしたぁ〜!

記憶に残る大会

今回は、
「平成30年7月豪雨」の「復興応援」ということで、
いろいろと考えさせられ、
それだけでも印象に残るものでしたが、
ずっと雨に打たれながら歩き切ったということで、
違う意味でも大変記憶に残る大会となりました。

最後に・・・
あの日から9ヶ月も立つというのに、
まだまだ復興が進んでいないところが多くあります。
一日も早く復興が進み、
被災された方々の穏やかな日常が当たり前になることを祈っています。
そして今後も復興の手助けとなる自分なりにできることをしていきたいと思います。

合掌

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