【応援・声援】ランナーへの掛け声「ナイスラン!」に思うこと

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【応援・声援】ランナーへの掛け声

昨年(2018年)、「おかやまマラソン」に出場した際、20km過ぎ、ちょうどハーフの距離辺りで、並走していたランナーが、何やらブツブツとつぶやいていました。
とても気になったので、一体何を言っているのだろうと聞き耳を立ててみると、どうやら沿道の応援や声援に対して、いちいち反応しているようです。

その中の一コマ。

声援A:「みんな頑張ってぇー!」
声援B:「頑張れぇー! 頑張れぇー!」
ランナーA:「言われんでも、頑張り過ぎるくらい頑張ってるっちゅーねん!」「これ以上頑張れるかいっ!」

う〜ん、気持ちは分かる。(笑

声援を送る側も、別に「あんた頑張ってないみたいだから頑張れ」と言っている訳ではなく、「応援してるよ」って気持ちを声に乗せて伝えてくれているだけなのに、このランナーはよっぽどキツかったのか、それともひねくれた性格なのかは定かではないが、反応する言葉がいちいちネガティブなものでした。
横で聞いていて、最初はオモロイなぁーと思っていたのですが、ネガティブワードを聞き過ぎると「負」のパワーにやられそうになるので、とっとと抜いていくことにしました。

ただ、その時の一コマが忘れられなくて。
で、よく考えてみたら、マラソンなどのレースやトレーニングしているランナーに向かって掛ける言葉って意外と難しいなと。

実際自分もあえて使わないワードなどがあるし、ランナー間でよく交わされる「ナイスラン!」てのも、本当は「なんだかなぁー・・・」って思っちゃったりしてるし・・・

ということで、ランナーを応援する時に掛ける言葉(掛け声)について思うところを書いてみようと思います。

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声援・応援の力

【応援・声援】ランナーへの掛け声

以前にもこのブログ内で書いたことがありますが、自分が走りはじめたきっかけの一つに「応援による人の温かさに多く触れた」というのがあります。

そう、自分は過去に「声援・応援」により、本当に多くの力をもらいました。
そして、その時のなんとも言えない気持ちにまた会いたくて、絶対にあり得ないであろう「走ること」をライフワークにするという新たな自分に出会います。

天邪鬼である自分を素直な気持ちにしてくれるすごい「声援・応援」。
これを読まれている方の中にも、マラソン大会や学生時代の部活などで、たくさんの「声援・応援」から力をもらったことがあるのではないですか。

その「声援・応援」、あなたが応援する側だった場合、ランナーになんて「声」を掛けますか?

「頑張れ」ってどうなん?

【応援・声援】ランナーへの掛け声

実際、マラソン大会で走っていて一番多く掛けられる言葉は、やはり「頑張れぇー!」です。
この「頑張れ」ですが、前述したランナーAさんが言う通り、確かにランナーは言われなくても頑張っています。
頑張っている人に「 頑張れぇー!」って、確かに変といえば変です。

もしかしたらこれって、ハゲたおっさんに向かって、誰ぞやが言っていた「このハゲーっ!」みたいなもんなんでしょうか?(笑

なんか話が脱線したような感じですが、その辺りのことが自分の中で上手く整理されていなくて、自分は「頑張れ」と言う言葉を使わないように意識してます。

そもそも「頑張る」とは、

困難にめげないで我慢してやり抜く
忍耐して、努力しとおす
気張る

という意味です。
なので、「頑張れ」という掛け声は、

困難にめげないで我慢してやれぇー
忍耐して、努力しとおせぇー
気張れぇー

って感じでしょうか。
そう考えると、ハゲまし・・・
あっ、間違えました。
励ましの言葉ということになります。

【励ます】
気持ちが奮いたつようにしてやる
元気づける
力づける
激励する

単なる励ましの言葉と解釈すれば、別に「頑張っている人」に対して「頑張れぇー!」っておかしくないですよね。
ただ、ランナーの皆さん全員がこのように考えている訳ではないので、やはり自分は違う「掛け声」を模索します。

「ナイスラン!」って実は苦手

【応援・声援】ランナーへの掛け声

では、ランナー同士がよく交わしている「ナイスラン!」はどうでしょう?

実は、こちらの「ナイスラン!」も自分は使いません。
それはなぜかと言うと、なんかこそばゆいんです。

「ラン」と単語はよく使っているのでなんの問題もないのですが、「ナイス」と言うのが言いなれないし聞きなれない。。。

ですが、ランナー間ではよく使われます。
SNSなんかで日頃のランニングポストをすると、「ナイスランです!」とコメントをいただいたります。
その度に、実はこそばゆく感じています。

この「ナイスラン」ですが、一体誰がいつ言い出したのでしょう?

結局調べても分からなかったのですが、もしかしたら、「頑張れ」のような「励まし系」の言葉とは違う「掛け声」を模索している変な人がいて、せっかくなら「褒める系」の「掛け声」をと探してたら辿り着いたんじゃないでしょうか?

なんか全く的外れなことを言っているような気もしますが・・・

ですが、「ナイスラン!」自体はやはり「褒め言葉」だと思います。

「褒める」とは、

人のしたこと・行いをすぐれていると評価して、そのことを言う
たたえる

という意味です。
そう考えると、「ナイスラン!」ってとてもいい言葉ですね。

今後、少しはこそばゆさが減るかな?!?
しかし、やはり言い慣れないので、自分は使わないかもです。

余談ですが、以前にフルマラソンに出場した際、ゴール後に、自分よりも遅いランナー達が、最後の力を振り絞りながら目前に迫ったゴールに向かって行く姿を、感動しながら見ていた時のことです。
沿道の皆さんの多くの声援の中に、「ナイスラン!」という声も聞こえてきました。
と、そこまでは良かったのですが、後方のランナーになればなるほど、歩きながらゴールを目指す人たちが目立ってきて、その時にふと、この人達に「ナイスラン!」は変だよなぁーって。

じゃー、どうする?

「ナイスウォーキング!」

これはさすがに嫌味に聞こえますよね。

いっそのこと、「ラン」を取って、「ナイス!」ってのは?
なんてことを考えていると、頭の中に「ナイスですねぇー!」って言葉が浮かんできました。

んー。。。

山田孝之さんが主演の、NETFLIXで配信している「全裸監督」で話題となった、村西とおる氏のおきまりのセリフじゃないですか。。。

ナイスですねぇー!
完全に余談でした。

名前の分かるランナーなら名前を叫ぶ

応援する相手が分かっている場合はどうでしょう?

これは簡単です。
やはり名前を呼んであげる、叫んであげるのが一番です。

同じランニングチームの仲間、知人、会社の同僚など、応援する相手の名前が分かれば、全力で名前を叫んであげるだけで「力」になります。
実際、名前を呼ばれて声の発せられた方を見たとき、知った顔がそこにあると、めちゃくちゃ嬉しくて「元気」になります。
なので、ぜひ名前を叫んであげてください。

ただ、自分のように「よしお」みたいなどこにでもある名前だと、「よしおぉー!」や「よっちゃーん!」なんて掛け声は、下手すると複数の人が振り返ります。
なので、うちの妻はいつもフルネームで叫んでます。
これはこれで、ランナーでは自分しか振り向きませんが、フルネームで叫んでる人がそうそういるもんではないので、逆に沿道の人の注目を浴びるみたいです。

まとめ

【応援・声援】ランナーへの掛け声

上記に挙げた「掛け声」以外にも、もっともっとたくさんいろんな種類のものが存在します。
あなたなりの気の利いた「掛け声」を探してみてもいいかもしれませんね。

まぁ、なんにせよ、応援てありがたいです。
励まし系であれ、褒める系であれ、はたまた、「それがお前の限界か!」みたいに厳しい系であれ、人のことを想う気持ちがあればこそです。
どんな声援・掛け声をチョイスするかはひとまず置いといて、温かい気持ちをしっかりキャッチして「力」に変えていきたいです。
そして、自分も一生懸命走っているランナーに、全力で温かい気持ちを届けてあげようと思います。
同じ走る者として。

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