【酒好き必見】お酒を飲んだ後のアルコール抜きランニングって効果ある?

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アルコール抜きランニング

SNSなどで、たまに「酒抜きランに行ってきまぁ〜す」とか、「飲み過ぎたので走って帰ります」とか、飲んだ翌日に、「酒が残っているのでジョギングで汗かいてアルコールを抜きます」みたいな投稿を目にします。

自分もお酒が大好きで晩酌が日課になっており、深酒した次の日などは、「汗かいてアルコール抜かなきゃ」と思ったりします。

ですが実際のところどうなんでしょう?
本当にランニング・ジョギングでアルコールが抜けるのでしょうか?

自分も含め、お酒好きにはとても気になる話題なので、まとめてみました。

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汗とともにアルコールが抜けるのか?

アルコール抜きランニング

自分は結構イケる口なので、ついつい深酒をしてしまうことがあります。
そして次の日までお酒が残り、なかなか抜けることなく次の予定がどんどんと迫ってきて、「なんとかして早くアルコールを抜かなきゃ」と・・・

そんな時、頭に浮かぶのが、

・ランニング・ジョギングなど運動をして汗をかこう
・サウナやお風呂に入って汗をかこう

です。

自分と同じように考える人、きっと多いですよね。
とにかく汗をかくことで汗とともにアルコールが体外に排出されていくと。

確かに一見すると、汗とともにアルコールが出ていきそうな感じがしますが、実は出ていきません。
体内の余分な老廃物や水分は出て行きますが、残念ながらアルコールは無理です。

汗を出す汗腺には、アルコールやアルコールの代謝物であるアセトアルデヒドを排出する機能は備わっておらず、汗をかいたところでお酒を抜く効果はありません。

それどころか、お酒を飲んだ後にランニング・ジョギングするのは危険です。

お酒を飲んだ後のランニング・ジョギングは危険

アルコール抜きランニング

早くお酒が抜けると思われていた行為が「全く意味がない」だけでもショックなのに、実は危険な行為というのはどういうことでしょう。

脱水症状を引き起こす危険

以前にこのブログの「日々の水分補給の大切さ」の中でも触れましたが、アルコールには、利尿作用にプラス、アルコールを分解する際に結構な水分が必要です。

アルコールを摂取しただけでも脱水気味だというのに、さらにランニング・ジョギングで汗をかいて水分を体外に排出すれば、ますます脱水状態になって行きます。

とても危険な行為なので、絶対にやめた方が良いです。
汗でアルコールは抜けませんから。

アルコール代謝が遅くなる危険

アルコールの分解(代謝)は肝臓で行われます。
その肝臓にしっかり働いてもらおうと思うと、肝臓に血液が集まってもらわないといけません。
なのに、ランニング・ジョギングなどの運動をしてしまうと、筋肉の方に血液が集まるようになり、肝臓への血流量が減ってしまいます。
その結果、肝臓によるアルコールの代謝機能が低下し、アルコールの分解が遅くなってしまいます。
早くアルコールが抜けるどころか、返って遅くしているのです。
また肝臓は疲労回復にも深く関係しており、肝臓の機能が低下すれば疲れもなかなか取れないという悪循環を招きます。

心臓への負担が大きくなる危険

これはちょっと考えれば分かりますよね。
お酒を飲むと血管も拡張され、心拍数も上がります。
そこに、ランニング・ジョギングのような運動で心拍数を上げてしまうと、どれほどの負担を心臓にかけるか分かったものではありません。
また、血圧も大きく上がってしまうので、ますます心臓に負担を強いることになります。

怪我のリスクが高まる危険

お酒を飲んで、血液の循環が良くなるとどうなると思いますか?

答えは簡単です。
お酒が早くまわって、酔った状態になります。

飲酒にランニング・ジョギングを「掛ける(×)」と血液の循環はものすごく良くなります。
ということは、お酒のまわりが早く、短時間で酔った状態となります。
そうなると平衡感覚は乱れるし、理性の働きも甘くなるし、注意力も散漫になってしまいます。
そんな状態でランニング・ジョギングなどの運動をすれば、予期せぬ事故や怪我をしてしまうリスクが高まるのは、容易に想像がつきます。

どのくらいでアルコールが抜ける?

アルコール抜きランニング

アルコールの代謝速度には個人差があります。
お酒に弱い人はアルコールの分解に時間がかかるため、どうしても身体からアルコールが抜けるのに時間がかかります。
逆に、お酒に強い人は、アルコールが抜けるのが早いです。
また、その日の体調などにも左右されるので、全てがこの通りとはいかないですが、目安となる計算式があるのでご紹介します。

身体からアルコールが抜けるまでの時間は、

① 純アルコール量(g) ÷ ② 1時間に分解できるアルコール量(g)

① 純アルコール量(g) = (アルコール度数 ÷ 100)× 量(ml)× 0.8
② 1時間に分解できるアルコール量(g) = 体重(kg)× 0.1

という計算式で導き出せます。

例えば、体重60kgの人がアルコール度数5%のビールを500ml飲んだ場合、純アルコール量は「20g」となり、1時間に分解できるアルコール量が「6g」となるので、身体からアルコールが抜けるまでにかかる時間は、約3〜4時間ということになります。
ただ、先にも言いましたが、個人差があるので、あくまでも目安です。

まとめ

一言で言うなら、「飲んだら乗るな」じゃないですが、「飲んだら走るな」です。

汗さえかけば、アルコールが早く抜けるんじゃないか。
と思いたいし、なんとなく抜けるような気がしますが、そんな機能は人間にはありません。
それどころか、飲んだ上にランニング・ジョギングなどもってのほかです。

脱水になるは、アルコールの抜けは返って悪くなるは、心臓への負担は増えるで良いことはありません。
その上、怪我のリスクまで高まります。

少しでも早くアルコールを抜きたいのであれば、代謝が上がるようにたくさんの水を飲むことや、肝臓の機能を高めることをする方が良さそうです。
この辺りのことについては、また改めてポストする予定です。

一先ず、運動をしたりサウナに入ったりして汗をかけば、アルコールが早く抜けるっていう今までの考えは改める必要がありますね。

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