アンビバレンス

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好きなんだけどキライ……
尊敬してるんだけど軽蔑する……
見習いたいんだけど絶対見習いたくない……
などなど

人間の心はとっても複雑で、上記のように相反する感情が同居することがある。これを「アンビバレンス」というのだが、一番最初にこの感情を実感する身近な人間といえば「親」なんだろうね。

幼少時代、反抗期、成人し自立した後……

それぞれ、その時々で抱く感情に差はあるものの、いつも「親」に対しては、この「アンビバレンス」な状態が存在する。

「親」の凄さを認めつつも、「絶対にあ~はなりたくない」みたいな。

ってオレだけ?!?

もちろん、「親」だけでなく、友達、同僚、パートナー、上司、先輩なんかにもこの「アンビバレンス」な状態になることは頻繁にある。

そして、自分自身でこのことを意識したとき、この矛盾する感情に戸惑いを感じ、ときには葛藤してしまうことだってある。

自分は35歳を過ぎたころから、できているできてないは一先ず置いておいて、「バランス」ということをよく考えるようになった。

「バランス」を取るというと、とっても消極的に聞こえるかもしれないが、全くそんなことはなく、自分の中にある「コア」な部分はもちろん大切にしながら、俯瞰してものごとを見れる器の大きい人間にしかできないことだと思っている。

「アンビバレンス」だって、人間が抱くあたり前のひとつの感情だど認め、魅力的な部分は吸収し、そうでない部分はそれを糧に自分を成長させればいい。そしてそれを気付かせてくれたことに感謝すればいい。そう考えれば、とっても気が楽になるし、いろんな人間がいるからこその楽しさを感じることができるはずである。

と偉そうなことを言っているが、なかなかどうして……

でも、意識するかしないかでは雲泥の差がある。

感情のパワーをバカにはできない。どんなに地位や名誉も持ったすぐれた人間でも、感情のパワーによって全てを壊してしまうことだってある。

日頃から冷静にものごとを俯瞰して、バランスよく心の状態を保てれば、自分らしいやり方で道を切り開けるのではないでしょうか。

今週42歳の誕生日を迎えるしがない男が、酔った勢いで綴ってみました……

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