【悲報】ランニングだけで痩せるはウソ

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ランニングだけで痩せるはウソ

2017年12月のある日、その男は明らかにいつもと違っていた。
ランニングをはじめて約2年、その間に体重8kg減、ウエスト12cm減、見た目もスッキリし、自信に満ち溢れた顔で医者と対峙した。

その男とは、2年前の自分(当時49歳)。
そして、医者と対峙とは、数日前に受けた健康診断の結果を聞くためである。

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医者曰く「ランニングなんかじゃ痩せないんだけどなぁ」

前述の通りダイエットに成功し、全ての数値が改善されているはずなので、間違いなく「お褒めの言葉をいただけるはず」、と健康診断の結果を聞きに病院に出向いた。

医者は検査結果の書かれた紙を舐めるように見ながら、「全く問題ないね」と一言。

・・・ 完璧。
小さくガッツポーズ。

7年前、即入院ってところまでいってた問題の肝臓の数値も益々良くなっている。
その他の項目の数値も全て改善され、問題なし。

医者:「お酒の量を減らした?」
自分:「そんなことないですよ?」
医者:「何か日頃の生活を改善したの?」

そして・・・

「そもそもどうやってこんなに痩せた?!?」と。

その言葉待ってました。
さぁ、目にものをお見舞いする時間です。

一呼吸置き、自信を持って、「ここ2年ほど、ランニングをしてるんです」。
ドヤ顔で言ってやった。

すると、医者は首を傾げるではないか。

「ん〜、ランニングくらいじゃ普通痩せないんだけどなぁ」。

「えっ、そうなの?」
拍子抜けである。

しかしここで引き下がってはいけない。
続けて、「先月、フルマラソンに出場して完走してきたんです」。

医者:「あぁ〜、なるほどぉ〜、フルマラソンくらい走ると痩せるんだね」。

「えっ、それだけ?!?」

ダイエットのためにランニング、一体どうなの?

この飽食の時代、多くの人がダイエットに関心があると思います。
ググってみると分かりますが、ものすごい数のダイエット関連情報が引っかかってきます。
それだけ関心が高いってことです。
そして、流行り廃りを繰り返しながらも、絶えず新しいダイエット関連情報やダイエット法が出てきます。

そんな中、ここ数年のランニングブームに乗ってか、ダイエットのためにランニングをはじめる人が増えているみたいですね。

実際、自分はランニングをはじめた頃から痩せ出しました。
ですが、医者から言われた「ランニングくらいじゃ普通痩せないんだけどなぁ」の言葉が引っかかったので、本当のところはどうなのか考察してみようと思います。

いきなりですが、いろいろと調べ、出した自分なりの結論からです。

やはり、ランニングだけでは痩せない。
(※注意:「だけ」を強調)

一般的には走れば走るほど体重が減っていくと考えられがちですが、実は走った距離と体重の減少は比例しないようです。
ランニングと言えば、有酸素運動の代表格みたいなもので、蓄積された脂肪をどんどんエネルギーに変えてくれるようなイメージがありますが、ちょっとのランニングでは「痩せる」ってところまではいかないですね。
それこそ、医者が言ったように「フルマラソン」くらい走れば少しは効果があるでしょうが、言っておきますが、「フルマラソン」を走ったところで、消費するカロリーは、「2,000~3,000kcal」です。
一方、脂肪1kgを燃焼しようと思うと、「7200kcal」の消費が必要となるんですよ。

ランニングによる意識改革が鍵

では、自分はなぜ痩せたのでしょう?
そして、なぜ多くの人がダイエットのためにランニングをはじめ、その内の一部の人は結果が出たのでしょう?

それは・・・
意識が変わったからだと思います。
そう、意識改革です。

ちょっと「ランニング ダイエット」でググってみてください。
そして、上位のいくつかのページを読んでみてください。
ランニングの仕方と一緒に、必ず食事のこと、栄養のこと、睡眠のとこ、筋トレやケアのことがセットで記事となり記載されています。

「ランニングで効率的に痩せるためには」というような見出しで、上記のこととセットで多くの記事が書かれているのは、ランニングだけでは痩せないからです。
(※注意:「だけ」を強調)

もし、ランニングだけで痩せるなら、そこだけにフォーカスして記事にすればいいのに、そんな記事は見当たりません。
強いて言えば、体重はほぼ変わらないけど、体脂肪は落ちたという記事はありました。

う〜ん・・・
やはり、「ランニングだけでは痩せない(※注意:「だけ」を強調)」のです。

でも安心してください。
走りはじめると分かるのですが、はじめのうちは思ったように走れず、心が折れそうになります。(折れてはダメですよ / 笑)
そして、どうやったら今より走れるようになるのだろうと、いろいろと考え調べはじめます。
で、「走り方」や技術的なことだけではなく、そのうち食事や栄養や睡眠、筋トレやケアのことに目が向くようになります。

そう、意識が変化していくのです。
意識改革です。

普段の生活を見直し、食事を見直し、栄養を見直し、睡眠を見直し・・・
自分なりに試行錯誤しながらいろいろと試しはじめるはずです。
こうなったら間違いなく痩せはじめます。
プラスで、そのころには基礎代謝を上げる筋肉量も少しずつですが増えてきているはずなので、結果として確実に数字に現れてきますよ。

これが、「ランニング」で「痩せる」、「ランニング」が「ダイエット」に向いてるってことなのだと思います。

まとめ

科学的には、「ランニングだけでは痩せません(※注意:「だけ」を強調)」が、走りはじめることによって意識改革が起こります。
そして、普段の生活や健康に関するところに目が向くようになり、改善を試みます。
結果、「ランニング」をきっかけに「ダイエット」につながっていくのです。
ということは、「ダイエット」の入り口としては、やはり「ランニング」は間違いではないってことです。

自分は今51歳で、約3年半ちょっと走ってますが(走歴短いです / 汗)、「ランニング」は本当に多くの意識の変化をもたらしてくれてます。
ものの見方や考え方まで変えてくれます。
そして継続することで、また新たなステージが見えてきます。

迷うくらいならやってみましょうよ。
どうですか、「ダイエット」だけにとどまらない「ランニング」生活、はじめてみませんか?

今からだって遅くない。
いくつからだってスタート・リスタートできる。
はじめてみれば「こんなもんよ!」ってね。
遅くたって構わない。
だだ、自分らしい「ラン」をいくつになっても追い求めよう・・・
アラフォーアラフィフランナーに勇気を! 遅いけど走ることにハマった酔いどれランナーブログ<岡山>『アロメン走る! ーAround 50 RUNー』でした。

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