2018そうじゃ吉備路マラソン 其の六

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2018そうじゃ吉備路マラソン

前回からの続き・・・

30km過ぎ、
ものすごい葛藤ののち・・・

新たに立てた目標 ⇒ サブ5

現状
右膝腸脛靭帯炎再発
右股関節通
右腰痛
右坐骨神経通
折れかけた心・・・ 復活!

残り10km、
死闘編のスタートです!

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ありがとうがもたらす好循環

30kmを過ぎてくると歩きはじめる人、
コースを外れて屈伸したりセルフマッサージする人、
つった足を伸ばす人などが目に付くようになってきます。

またハーフのリタイヤしたランナー、
関門を通過できなかったランナーが、
バスに収容されていく光景をあちらこちらで目にするようになります。

諦めたら自分も直行です・・・

そんな中、
残り5kmくらいのところまで、
特に大会スタッフのみなさんの大きな声援に支えられながら、
なんとかごまかしごまかしやってきました。
ところどころ軽く走り、
あとは早歩きのような感じで。

そしてこの辺りから、
沿道の応援がどんどん増えてきます。
それもとっても熱い。

「あと少し! がんばれっ!」、
「最後の力を振り絞れぇ~!」、
そして、ハイタッチ!

あっ、そういえば、
今回自分の中で決めてたことがあったのを思い出しました。

それは何かと言うと、
応援や声援に「ありがとう!」と声に出して応えること。
そしてハイタッチにも積極的に応えること。

実はこれ、とってもいい効果があります。
応援や声援、ハイタッチに応えると、
もっと応援してもらえます。
そしてめっちゃ元気をもらえます。
嘘だと思うならやってみてください。
どんなに苦しくても元気に、
そして笑顔になりますよ。
いつも仏頂面の自分が言うんですから本当です。

で、沿道の人たちも益々笑顔になります。
これこそ「好循環」ってやつです。

どんな顔してたってキツいんだから、
だったら応援に応えながら好循環の渦に巻かれ、
いっぱい元気をもらった方がいいです。

見栄っ張り? それとも根性?

そんな好循環をもたらしてくれる沿道の応援ですが、
増えれば増えるほど、
走りでも応えなきゃとも思うんですよね。
少しでもちゃんと走らなきゃって。

そして、「撮影中」の看板を目にすると、
撮られるかもってまたしても走り出し、
カメラマンに向かってポーズを決めちゃうんです。

ん〜・・・
これって単なる見栄っ張りなんでしょうか?

まぁそれでも背中を押され、
声援に引っ張られ、
自ら格好をつけ、
思ってた以上の力が出るんだったら儲けものです。

人って他者の目があると、
やっぱりいい格好もしたいしよく思われたいし、
頑張っちゃうんですよね。

そんな力を借りながら、
少しずつゴールに近付いて来ました。
タイムの方ですが、
ゴールまで3kmってところでは、
サブ5は本当にギリギリになるかもって思っていたタイムも、
あと2kmまで来ると、
サブ5はなんとかなるなって。
沿道の皆さんのお陰です。

あとはどのくらいの余裕を持ってサプ5が可能か?
この後の走りに掛かります。

残りの距離、
もう止まることは考えません。

沿道の人も益々増え、
応援もそりゃすごいものになって来ました。

すでに限界を超えていた右膝、
なんとか走って応援に応えようと、
びっこを引いた変なフォームですが、
ラスト2kmちょいは止まることなく走り続けました。

右膝をかばうあまり、
すでに左足にも変な痛みが出、
辛うじて走ってるかなって感じです。
残り500m、あと少しです。

照れ臭いけど本当にありがたくて嬉しかったぁ〜

「あと少しだ! あともうちょっと!」、
と自らを奮い立たせながら走っていると、
沿道から自分の名前を呼ぶ声が。
声のする方を見てみると、
歳の離れた(もちろん下の)友人が。
ものすごい大きな声で手をあげながら応援してくれてます。

同じ大会のフルマラソンの部に出場してるのは知ってましたが、
本当にビックリしました。
でも嬉しかったぁ〜!

そんな彼に手をあげて応え、
少しでも早くゴールしようと誓います。

ゴール手前

そして最後のカーブ、
ゴールまで残り約100m。

そこには大応援団がっ!

昨年11月に仲間に入れてもらったランチームの面々。
teamRockRUNのメンバーと妻が、
のぼりを振りながら迎えてくれました。

今までマラソン大会は妻としか参加したことがないので、
今回はじめて大勢に迎えらて、
なんかとっても照れ臭かったけど、
本当にありがたく感じ嬉しかったです。

本当ならサブ4を狙っていたので、
もう1時間ばかり早くゴールしたかったんだけど、
チームの中でも一番遅いゴールとなり、
大トリを勤めることとなって、
美味しいところを持っていった感じです。。。

なんとかサブ5は死守!

そしてそしてそしてぇ〜

最後の力を振り絞り、
ゴールゲートを通過!

ゴ〜〜〜〜〜〜ル!

4時間53分56秒(ネットタイム)

2018そうじゃ吉備路マラソン完走証

なんとかサブ5は死守です。
タイムの方も少しは余裕がありました。
よかったぁ〜

がしかし、
ゴールで止まった瞬間、
次の一歩が出やしない。。。

頑張った代償は払ったようで、
右足はもちろんボロボロですが、
左足も無理がたたり、
足首とハムストリングを痛めてしまったようです。
ダメージ大!

それでもなんとか記念撮影をし、
チームみんなの元へ。

完走記念写真

皆のあたたかい言葉に気遣いを感じながら、
これが準備不足を含めた今の自分の実力なんだなぁ〜と。

今後のレースに活かさないとなぁ〜って。

まとめ

今回のレース、
本当に途中で諦めずゴールしてよかったです。
30km過ぎ、
ホンマ心が折れそうになりました。

今までのレースでもそうですが、
他のランナーの頑張ってる姿や沿道の応援、
大会スタッフのあたたかいサポート等が支えとなり、
心が折れずに済みました。

その中でも一番力となったのは、
自分がゴールすることを1mm疑わず、
LINEで「ゴールで待ってる」と言い続けてくれた妻の言葉でした。
ランチームのメンバーからは、
LINEする間にとっとと帰ってこいと言われましたが。。。(笑

結果としては、
今までのレースで一番キツく、
当初の目標であるサブ4には遠く及びませんでした。
というか、前回の初マラソン(サブ4.5達成)のときよりも悪かったです。
なんとか意地でサブ5を死守しましたが、
脚へのダメージは酷く、
それなりの代償を払ってのゴールとなりました。

そんななかなかのレースでしたが、
本当に多くのことを学ばせていただきました。
今後のランニング、
そして人生に活かしていきたいと思います。

番外編(シメ)

ここからはレースのシメです。

レースのシメと言えばこれでしょう。
頑張った者だけが味わえる、
最高に旨いビーーーール!

2018そうじゃ吉備路マラソン打ち上げ

今回は、
teamRockRUNのメンバーといただきました。
本当によくしてくれるメンバーと一緒に飲むビールは最高です。

しこたまビールを飲んで馬鹿話をし、
心の底から笑い、
とっても気持ちの良い疲労感です。

もちろん、家に帰って風呂に入ったあとは、
死んだように寝てました。

なんとも充実した1日でした。
旨いビールも含め、
やっぱり走ることはやめられませんね。

合掌

長々とお付き合いいただきありがとうございました。
これにてこのシリーズは終了です。

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