【PB更新】第2回国宝松江城マラソン2019<レース編 前編>

スポンサーリンク

国宝松江城マラソン2019完走メダル

大変長らくお待たせいたしました。

前回の『【PB更新】第2回国宝松江城マラソン2019<前日編>』の続きとなる、本題の『<レース編 前編>』です。

<前日編>で、長々と、それもいろいろと語ってきましたが、PB更新したのは肝心のレースでのことです。走りながらどんなことを「思い」、「感じ」、そして辛くなってきたとき、どんな葛藤があり、PBフィニッシュするために気持ちを盛り上げていったのか?

<前日編>を読まれた方はご存知でしょうが、フルマラソン走るやつが最もやってはいけないことを“しれ〜”とやってしまった50過ぎの男。誰もが上手くいくはずがないと思う中、一体全体どんなレースをするのか?

ホテルの一室で目を覚ますところから、思い出せるだけ時系列に書いていきたいと思います。

スポンサーリンク

寝不足は否めない

レース当日は、8:15の号砲に合わせ、せめて3時間前(本来は4時間前を目安に起床した方が良いと言われている)には目を覚まさねばと思い、5:00起床。

ということで、前日の飲酒からの0:00過ぎの就寝のため、睡眠時間5時間以下。。。

完全にアウト!

だが今更何を言ってもしゃーない。とにかく寝不足だろうがアルコールが抜けきってなかろうが、3時間ちょい後にはフルマラソンを走り出さなければならない訳で、一先ず身体を目覚めさすために熱いシャワーを浴びました。

シャワーを浴びても目はショボショボ。ですが、前日に妻にマッサージをしてもらっていたこともあり、足の疲れの方は抜けてるようで重さはなく、とりあえず身体は目覚めた感じです。

身体が目覚めたら、次はエネルギー補給で、前の日に買っておいたおにぎりやパンなど、炭水化物を中心にいつもの朝ご飯の3倍くらいの量をしっかり食べます。

シャワーを浴び、エネルギー補給も完了。あとは身支度を整えいざ出陣です。

まだ暗い中、6時台の電車で松江に向かったのですが、電車内は同じく「第2回国宝松江城マラソン2019」に出場するであろうランナー達だらけ。なんか少しずつ気持ちが昂ぶってきます。

スタート前の緊張感がたまらない

松江駅に到着後、まずは妻と二人分の荷物が詰まったスーツケースをコインロッカーに突っ込み、レースに必要なものだけをバックに入れ、号砲時間の1時間ちょい前くらいに会場入り。

松江市総合体育館当日

会場には多くのランナーがごった返しており、すでに着替えを済ませ入念にアップをしている人や、楽しそうに談笑している人など、活気に満ち溢れていました。

天気の方ですが、前日の快晴とはうって変わり曇り。ですが寒過ぎるということもなく、肌感覚で走るにはちょうどいいんじゃないかなと。ただ15km過ぎからは湖の周りを走ることになるので、陽が出なければ意外に寒いかもなぁー。なんてことを思いながら、更衣室兼手荷物預かり所となっている体育館内に向かいました。

どの大会でもそうですが、更衣室は結構ギューギュー。今回もめっちゃ狭いスペースでささっと着替えることに。

着替えたあとは必要なものだけ手に持ち、残りは手荷物預かり所に預け、イベント&出店ブースへGO。

出店ブースの方はまだ準備中のお店が多く、スタート後に盛り上がっていくんだろうなぁ〜って感じでしたが、コーヒー屋はオープンしており、寒そうにしていた妻は早速コーヒーを購入。

そうこうしていると、放送でスタートエリアへの誘導がはじまったので、スマホで写真を撮りながら、事前に提出していた目標フィニッシュタイム4時間30分のスタートブロックに向かいました。

スタートエリアにはすでに多くの市民ランナーが緊張とワクワクが見え隠れする表情で今か今かと号砲を待っていました。

フィニッシュゲート&スタート地点

もちろん自分も同じで、緊張とワクワクで身震いしそうです。

ですが、できる限り気持ちを落ち着かせようと、いつもと変わらない妻とのやりとりを楽しんでいました。

そして号砲15分前、MCの方の元気な声で開会式がはじまり、大会の注意事項や大会関係者のあいさつと続き、ゲストである有森裕子さんと油谷繁さんが紹介されました。

有森裕子さんといえば、同じ岡山出身ということで、いろいろな大会やイベントでお見かけしたことがあるのですが、知る人ぞ知るめっちゃハイテンションな方で、松江でもひとり浮いた(笑)ヒートぶりでした。

大会ゲストの有森裕子さん&油谷繁さん

ちょっとした失笑の中、いよいよスタートです。

スタート1分前。

おぉー! この瞬間がホントたまりません。

今までフル以外も合わせると15大会くらい出場しているのですが、毎回感じるんですよね。このワクワクと不安が入り混じるなんともいえない緊張感。

笑みがこぼれるスタート!

さぁ、そろそろ覚悟を決めるときです。

10秒前。

8:15 号砲!!!

妻に「ほな行ってくるわっ!」と手を振りゆっくりとスタート。2分ちょっとでスタートラインを越え、今シーズン最初のレースのスタートです。

まずは松江総合体育館から西に進み、松江城に向かって走ります。スタート直後ということで沿道の応援も多く、自然と笑みがこぼれるんですよね。どの大会でもそうですが、スタートから数kmまでは沿道に人があふれ、イベントスタートってことでみんなホント楽しそうにしてるんですよ。その光景を見ているだけでこっちも楽しくて楽しくて。

ですがしばらく走り進めていると現実も見え隠れしてきます。この笑みもどこまで持つのでしょう?

不安材料だらけの上、はじめて出場した大会なので、このあとどんなコースが待ち受けているのか?

前半はアップダウン多い?!?

国宝松江城マラソン2019-コース

松江城に別れを告げ、もう一度メイン会場の総合体育館まで戻り、そこから「中海」に向かって走っていくのですが、意外と橋越えがあるんですよね。ということは結構なアップダウンがあるってことです。橋が大きければ大きい程、高低差が大きくなるのですが、最初の橋越えが一番大きくあとは小さ目の橋をいくつか越えていきます。 コース案内図を見る限りそれほど高低差があるように見えないのですが、体感では意外に高低差が気になりました。

その後、「中海」に出るまでの10km〜15kmまでは、山沿いというか丘沿いみたいなところを走ります。ここはなかなかのアップダウンで、もっとフラットなコースを想像していたので、戸惑いました。

でもまぁ、まだ前半で体力気力もありありなので、難なくクリアしていくのですが、それよりも意外と寒くて、なんとなく尿意が・・・

まだまだ先が長いので、どこかでトイレに行った方がいいかなぁ〜? なんてことを思いながらトイレを気にしていたのですが、レース中のトイレってどこも結構混んでいるんですよね。というか、今までレース中にトイレに行ったことがないので、なんとなく時間のロスの方が気になってしまって、気が付けば14kmくらいまで来てしまいました。

レース中初トイレ

ですがさすがに行っといた方が良いと判断し、「中海」に出る前のどこかのトイレに入ることにしました。なかなか空いたトイレがなかったのですが、「中海」に出る一番手前のトイレが比較的空いていたので、15km地点でトイレに直行。

あとで確認したのですが、ロスは2〜3分程度だったので良かったです。気にしながらこの先走るよりは、どこかで意を決して行っとかないと、その後の走りに影響が出そうですもんね。

トイレの話をしたので、このタイミングで出す方でなく入れる方(変な言い方ですいません)の給水の話ですが、今回は、というか毎レースなのですが、10km以降は必ず給水ポイントで、水とスポーツドリンクを交互に摂るようにしています。

以前、知り合いがフルマラソンで脱水になり、本当に大変だったという話を聞いてから、喉が乾いてなくても必ず摂るようにしてます。

話を戻して、さぁ、出すものも出してスッキリしましたし、いよいよ15km過ぎ、「中海」に出ます。

飲酒&寝不足を力に

15km過ぎ

ここからは湖沿いのコースを走ります。

遮るものはなく、ただただだだっ広い湖が広がるコース。このあと30km過ぎまで続きます。よく考えるとすごいですよね。15km以上も湖のほとりを走るなんて。

その湖沿い、なかなか沿道で応援できるポイントがなく、ところどころポツポツと人がいるくらいで、応援もめっきり減っていきます。ここからが本当の己との戦いのスタートとなります。

中間地点

黙々と走り続け、ようやく中間地点。すでに20km以上走っている訳で、酔いどれアラフィフランナーの自分としては、そろそろ疲れが出てくるころです。

タイムこそ落ちてはいませんでしたが、明らかに足に来はじめた感覚があります。ここからどこまでこのペースで進むことができるのか?

実は今回、このレースで絶対に成し遂げたいことがありました。それは、「絶対に途中で歩かずにフィニッシュする!」です。

今まで出場したフルマラソンのレース、実は途中で歩くことなく42.195kmを走り切ってゴールしたことが一度もないんです。距離にしたらそれ程ではないのですが、必ずどこかの地点で歩いてしまっていたんです。だから今回こそは、「絶対に歩かずにゴールしたい」という想いが強く、昨晩の体たらくを言い訳に諦めたくなかったんです。

そこで、己を奮起させるためにある対策を講じます。

疲れも出はじめ、足にも来はじめ、心も弱気になりはじめるこのタイミングで、自分の性格を利用した秘策。

それは・・・

『もっともやってはいけない前日の飲酒と睡眠不足。この状態で絶対に歩かずにPBでゴールしたらカッコイイんじゃねぇー。だったらいっちょやってみっか!』大作戦。

見栄っ張りでお調子もん。そしてカッコつけしいで超楽天家である自分だからこそ効果があるであろう、訳の分からん秘策。

この秘策を心の中で唱えながら後半戦を戦っていきます。

初の給食!

秘策の甲斐あってか、ペースが落ちることなく30km手前までやって来ました。ただ疲れはどんどん蓄積され、本当に足が重たくなって来ました。

そんな時、30km手前の給水&給食エリアで、なんと地元の高校生でしょうか、ボランティアとして「しじみ汁」を振舞っているじゃないですか。

そうそう、給水については前述しましたが、給食について触れてなかったのでここでお話しします。

実は今までレース中に給食のお世話になったことがありません。意外とおデリケートでして、水分やゼリーは良いとしても、固形のものを口にすると何かが変わってしまうんではないかと思い、敬遠していました。そのため、レースでは必ず補給ゼリーを数本携帯して走っています。


ですが今回、なんと前日にドラッグストアーに買いに行ったところ、いつも買う「アミノバイタルアミノショットパーフェクトエネルギー」が1本しか残ってなく、&どのレース会場(出店ブース)でも売られているのに、なんと買い忘れ・・・

で、結局1本しか携帯せずに走り出したため、さすがにこれではエネルギーが足らないと思い、20km過ぎからは、給食エリアでバナナやパンを少しいただくようにしました。レース中に固形物を口にしたのははじめてです。まぁ〜別にお腹が痛くなったり、その後の走りにも悪い影響が出なかったので、これからも少しくらいならお世話になってもいいかなと。

で、「しじみ汁」に話を戻して、給食って基本エネルギーにすぐ変わりやすい、バナナやパン、それにチョコレートや飴などが用意されていることが多いのですが、最近はいろいろとご当地ものや珍しいものが並ぶことも多く、2018年に出場したことのある地元の「おかやまマラソン」では、名物となっているラーメンが配られたりしてます。

で、今回行われているここ、島根の宍道湖と言えば、「しじみ」。ということで30km手前の給食エリアで「しじみ汁」が配られていた訳です。

これがなかなか良かった。汗をかき塩分を欲している体にはたまりせん。また、「しじみ」と言えば肝臓にも良いと言われています。疲れた体にはもってこいです。これは身に沁みました。

「しじみパワー」をいただき、残り10kmちょい、ここからが本当の己との戦いです。

ちょっと長くなったので、ここらで一旦区切り、「<レース編 後編>」に続きます。

スポンサーリンク
FIXIT DAILY BASIC ホエイプロテインFIXIT DAILY BASIC ホエイプロテイン

P.S.
※ポチッとしていただけると 励みになります※
マラソンブログランキング

P.P.S.
日々のジョギングレポートは、

でご覧いただけます!

スポンサーリンク