【PB更新】おかやまマラソン2023 其の四

2023年12月30日

ワクワクが止まらない。。。　ドキドキが止まらない。。。　そしてふとした時に頭を擡げる不安。。。

まぁ何にせよ、気持ちは高揚している訳で、最寄りの駅に向かう足は軽やか。

前回お届けしたポストの最後、「いざ出陣！」の6:15からの続き、55歳と半年が過ぎし男の長い一日のはじまりでございます。

では早速参ろうぜよ。

開場入り

電車に揺られ岡山駅に到着。電車内でも岡山駅構内でも明らかに「おかやまマラソン走りまぁ〜っす！」って格好した人たちで溢れていました。

高揚した感じの人から不安そうな感じの人まで。

たぶん自分は、他の人から見たら「あのオッサン、ワクワクしてんなっ！」って感じに映っていたと思います。だっていつもより口数が多かったんですもの。帯同してくれてる妻も、「今日はよく喋るな」って思ってたんじゃないかな。まぁ緊張はしてないようだから良しってことで、駅から徒歩で岡山県総合グラウンドに向かいます。

今年は新型コロナによる制限も一切なく、昨年会場入りの際に行われた、ワクチン接種証明提示や検温などもないので、会場前の混雑もそれ程なく、すんなりとジップアリーナに到着しました。

お勧めされていた、「7:30までには会場に」という大会プログラムに書かれていた注意を守り、7:30ちょい前の会場入り。今のところ全く問題なしっ！

スタート前準備

会場に着いてから、スタートブロックに整列するまでの時間ですが、基本やることは以下の『7つ』です。

なんか緊張感のカケラもない感じですが、いつもこんな感じです。

上記を見て、「これからフルマラソン走るってのに、大切なことを忘れちゃいませんか？」と思われた人も多いと思います。この中にありそうな「ウォーミングアップ」だったり、「柔軟」や「入念なストレッチ」みたいなもんがないと。

そうなんです。本当はちゃんとやった方がいいのは分かっているんですが、自分は今までの全ての大会で、「ウォーミングアップ」みたいなことをしたことがないんです。なんの自慢にもなりませんが、走る前から疲れちゃいそうで、&やることでメンタル的に「気負い過ぎ」って感じになって良い結果に結びつかない気がしちゃって。

歳も歳だし、怪我などのリスクを考えたら、少しはした方がいい気はするのですが・・・

まぁ物は考えようで、スタート直後の1〜2kmをウォーミングアップと考えています。

天邪鬼&ハートが弱くてすんません。

まぁレース直前の時間をどう過ごすかは、皆それぞれ違っていいと思うので、その辺は「長〜い目でみてやってください」。

一先ず、レース前の全行程が済み、いよいよランナーエリアに入り、スタートブロックに並びます。

まずは、帯同してくれた妻に、しばしのお別れってことで、「ほな行ってくるワッ！」といつものように軽くハイタッチをして、ランナーエリア入場口に向かいました。

スタートブロックは「B」

今大会、自分は「Bブロック」からのスタートとなるので、案内に従い、S・A・B・Cランナー入口から入場し、その足ですぐにBブロックエリアに入りました。意外にスタートゲート（スタートライン）が近い様な・・・

確か去年は「Eブロック」だったはず。そう考えると随分前の方に来たなぁ〜と。

どうやって各ブロックに振り分けるのか詳しくは知りませんが、多分エントリー申し込みの際に入力した過去3年以内のベストタイムと、今大会の目標タイムを参考に、速いランナーから前の方のブロックに入れられてるのではないかなぁ〜と思います。遅いランナーが前にいたら、スタート直後詰まって大変なことになりますもんね。

そう考えると、去年サブ4（初）しといてよかったなと。スタートが前になればなるほど、グロスタイム（※1）とネットタイム（※1）の差が短くなりますからね。公式タイムはグロスタイムのことだから、差は小さい方がいいですもん。

※1
ネットタイム（Net Time）は、スタートラインを通過した瞬間からゴールラインを通過するまでに必要とした参考記録のことで、グロスタイム（Gross Time）は、スタートの合図（号砲）を起算としてゴールラインを越えるまでに必要とした時間で、こちらが公式な記録として扱われます。

てことで、今回のおかやまマラソンは、今まで3回出場した中で一番スタートラインに近いブロックとなった訳です。ですが、やっぱ「オープニングセレモニー」は音しか聞こえない。。。

残念ではありますが、音だけで楽しみ、あとで録画しているTV放送で観ることにします。妻に聞いたところ、岡山最大のイベントと言っていいい桃太郎まつりの「うらじゃ踊り連」が良かったって言ってました。

一通りのオープニングセレモニーが終わり、いよいよスタート5分前です。

あっ、言い忘れていましたが、かの有名な有森裕子さんは今回も健在で、いつもの「フゥ〜！　フゥ〜！」で大会を微妙な空気にしていました！笑笑

とは言え、ないとないで寂し過ぎると思います。あはは・・・

さぁ、気を取り直して・・・

ここからが、何度経験しても「たまらない時間」のはじまりです。

自分が一番好きな「緊張感」と「ワクワク感」と「不安感」が交錯している中、自らを鼓舞し、気持ちを落ち着けながら「ワクワク感」を優勢に持っていく「たまらない時間」。

大袈裟に聞こえるかもしれませんが、いろんな意味で「生きてる」って思えるんですよね。てホント大袈裟ですね。

乾いた号砲と決意！

でも、ホントもの凄い「生」を感じる瞬間なんです。

スタート30秒前。

スタート10秒前。

「たまらない時間」最高朝！

パン！

スタートラインに近いと、もっと「パーッン！」って感じなんでしょうが、いつものように聞こえてくるのは乾いた号砲。まぁ聞こえるだけマシな方です。スタートブロックが後ろの方だと、全然聞こえませんから。

さぁ、いよいよはじまりました。スタートラインを手前でスイッチを押そうと、GARMINの計測スタートボタンに手を掛け、ゾロゾロと前進しはじめます。まだ早歩きって感じですが、気持ちは最高潮で、絶対「PB更新」、てか、3時間45分を切ってやる。と・・・　「あれっ？」昨晩の作戦よりタイムが上がってないか？　そんなこと知ったこっちゃないです。はじまったからには、「今」が全てです。

これからの長い旅、一体どうなるのか？　なかなかの長旅なので、高揚した気持ちだけでは押し切るのは難しい。どこかで冷静になって、上手くまとめてくるのか、結局押し切るのか、この時の自分は知る由もないが、ただただワクワクして笑みが溢れまくるスタートを切りました。

今回はキリが良いのでこの辺りで締めておきます。次回はやっとのことでレースに突入です。長い。。。　自分でも長いと思います。お付き合いくださっている方、ホントありがとうございます。

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