【PB更新】第14回萩・石見空港マラソン全国大会<ハーフ> 其の二

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萩・石見空港マラソン

前回の大会レポートポスト「其の一」からの続きです。

大会開催日となる10月17日の前日の16日に、4時間40分ほどバスに揺られながらホテルのある浜田駅に向かったのですが、その移動するバスの中で、気分を昂めようと下記のランニング小説を1冊読了。

たまたまネットで、なんか面白そうな小説ないかなぁ〜と探していて見つけたもので、久しぶりのマラソン大会を前にした自分に丁度いいかなと、移動中に読み切ってしまいました。で、この本、続編があと2冊出ているようで、その場で「2」を購入してしまいました。帰りのバス移動中のお楽しみです。

って話がど頭から脱線してしまいましたが、大会前日の浜田駅到着後からのレポートをお送りします。

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大会前日夜の過ごし方

浜田駅

久しぶりの県外レースということで、前日現地入りを果たした訳ですが、この大会は前日受付はありません。(コロナ禍だからかもしれませんが)10月1日に開催決定が発表され、きっと大慌てで送られたであろうゼッケンや計測チップも全て手元にあるので、当日会場では受付らしい受付はなく、体調チェックシートの提出と検温のみとなります。

そのため、前日に会場に出向く必要もなく、浜田駅前にとっていたホテルに夕方チェックインし、少し休んでから早めの夕食に出かけました。

ホテルは、浜田駅から歩いてすぐなので、ホテルから出ると、すぐに地方ならではの、「きっとここが駅前メインストリートなんだろうなぁ〜・・・」って感じの、飲食店が軒を連ねるとまでは言えないが、ぼちぼち賑わっている通りがあります。その通りを少しだけ散策し、最終的には、浜田に何度も足を運んだことのある妻行きつけの、「ごはん処・酒処 豆狸(まめだ)」で食事をすることにしました。

このお店、お酒はもちろんですが、定食も充実していて、学生さんや単身のサラリーマンの方なども多く、定食を食べながら1杯って感じでやってる方が目につきます。

自分らは、基本晩御飯は「酒」ありきなので、炭水化物(お米等)は摂りません。なので定食ではなく、一品料理を数点チョイスし、そして「とりあえず生中!」ってなもんです。

ごはん処・酒処 豆狸(まめだ)

えっ?!? レース前に飲むんですか?!?

と思われる方が多いと思いますが、いつもよりはだいぶセーブしてですが、自分、飲みます。

身体的に見ると、絶対アルコールなんかやめといた方がいいのは分かってるんですが、飲まなくてストレスを溜め、レースのことばかり考えてナーバスになるより、「もうここまで来たんだからなるようにしかならんしっ!」と割り切る方が、過去のレース結果を見ても良い方に転がっているので、最近は、セーブしながらいただくようにしてます。そして今回も多分に漏れず「生中」をいただきました。

缶ビール&缶酎ハイ

余談ですが、結局3杯ほどお店でいただき、ホテルに戻ってから缶ビールと缶酎ハイを飲んで、その後長時間移動の疲れもあり早めにご就寝です。てか、改めてこうやって思い返してみると、どう見てもレース前夜の過ごし方じゃないですね。

↓↓↓ ちなみに前回のレース前日の過ごし方はこちら

レース当日の朝ごはん

ここまで前日のお話が長くなりましたが、ここからレース当日の模様です。

まず、今回のレースですが、マラソン大会としては珍しく正午スタート。今までの経験上、ハーフマラソン以上の距離を走る大会だと、午前中8〜10時にスタートする大会が多いので、ちょっと調子が狂うというか、どうスケジュールを組もうか考えてしまいます。

一先ず、浜田から会場のある益田までは電車移動になるので、時刻表をチェック。約50分ほど掛かるので、いろいろと時間を逆算して、8:11浜田駅発の電車で益田まで向かうことにしました。はじめて出場する大会なので、ちょっと早めに会場入りを考えてのことです。

前日22:30には床に就き、当日の朝は6:00起床。シャワーを浴びしっかりと覚醒してから、レース当日用の朝ごはんを食べます。

メニューとしては、いつも大体決まったものを食べていて、遠征先のコンビニやスーパーなどでも手に入りやすい、「おにぎりにメロンパンにあんこもの」、と炭水化物&糖質過多な感じにしてます。マラソン選手などが行う本格的なカーボローディングはなかなか大変なのでしませんが、レースでの消費エネルギーを考えるとしっかり食べておかないといけないのと、ガッツリ食って「やったるでぇ〜!」と気分を盛り上げる意味で、炭水化物&糖質を中心に普段の朝ご飯の3倍以上の量を食べます。

その後、必要なものを愛用している「コールマン ウォーカー 25」に詰め込み、身支度を整えて、いざ出陣!

余談ですが、マラソン大会の行き帰りで使用するバックは、以前まではシューズ収納付きで30ℓ以上の大きなものを使ってました。性格なのか、心配性爆発であれもこれもとバックに突っ込まないと気が済まず、スゲェー重たいバックをいつも担いでました。ですが、重たい思いをして持っていったものの、使わないものばかりで・・・ なもんで、最近は持っていくものをグッと減らし、25ℓの「コールマン ウォーカー 25」でまだ少し余裕があるくらいにまでなってます。まぁあと段々大会慣れしてきたからってのもあるかもです。

テンション上がる日本海

まずは、浜田駅から益田駅に電車移動。でいきなり浜田駅でテンションが上がるものを目にします。

石見神楽列車

帯同してくれてる妻と二人で乗る電車、なんとラッピングデザインされた「石見神楽列車」。「大蛇(おろち)」や「塵輪(じんりん)」など石見神楽を代表する演目があしらわれているじゃないですか。

日にどのくらい走ってるのか知りませんが、なんか運が味方してくれてる感じです。なんか単純ですいません。

乗ってしまうと、外観の石見神楽ラッピングが見れないのですが、カッコいい電車に揺られ、約50分の日本海沿岸の旅です。

ここで皆さん、日本海ってどんなイメージをお持ちですか?

今住まわれているところや、過去のいろんな経験で、十人十色、個人個人で全く違ったイメージをお持ちのことだろうと思います。自分も岡山県南に住んでいるので、即座に思い浮かぶ「海」と言えば穏やかな瀬戸内海です。ですが「日本海」はそんなもんじゃないですよね。もちろん穏やかな日もあると思いますが、多くの人にとって、特に年配の方にとって日本海イメージの一つとして、これだけは一緒じゃないですか? それは・・・

東映株式会社の映画作品ののオープニング映像の日本海。

↑↑↑ 日本海のイメージの一つとして、これってありますよね。

今回浜田からの電車移動でこの感じを彷彿とさせる世界が目の前に広がっていたんです。(写真では分かりにくいですが・・・)

日本海

多少空の感じは違いますが、荒磯感はまんま。石見神楽列車に乗ってるだけでもテンション上がってるのに、らしい日本海を目にし、益々テンションアゲアゲです。なんかとっても得した気分で益田駅に到着しました。ただ、荒磯ってことは「めちゃくちゃ風が強い」ってことです。なんとも能天気な自分。この後、「強風」に悩まされるとも知らずに・・・

シャトルタクシー?

多くのマラソン大会って、会場までの足ってなかなか大変で、多くのランナー&応援&大会関係者が会場に向かうため、基本、公共交通機関を利用し最寄りの駅やバス停、または、ぼちぼち離れた駐車場から、徒歩か主催者が用意してくれたシャトルバスで会場入りします。それがなんとこの大会、普段街中を走っている一般のタクシーが会場まで運んでくれるのです。

はじめての経験で、「本当に乗っていいの?」、「降りるとき運賃を請求されるんじゃないの?」、など全く心配する必要がないのに、そんな要らんことを考えてしまうくらいの意外さを感じる中、益田駅前に居た大会スタッフに促されるままにタクシーに乗り込みました。

会場までの道のりで、同じように会場に向かっている一般のタクシーを見てて分かったのですが、どうやら街中のタクシーを借り切って、この大会専用のシャトルタクシーとしてピストン運行しているようなのです。

比較的小規模の大会なので、それでもなんとか間に合うんでしょうね。乗り合いを進める訳でもなく、1グループずつタクシーに乗せ出発していたので、「無駄が多いなぁ〜」って思ってしまいました。どうせ同じ場所に行くんだから、乗れるだけ乗せて行けばいいのにって。そんなことしなくてどんどん捌いても足るくらいタクシーを確保してるんでしょうね。と思うことにして、はじめて足を踏み入れた島根県西部の街並みを見ながら、会場に向かいました。

強風万葉公園

全く土地勘がない場所なので、一体自分がどこに居るのか? どっちが北なのか? さっぱりピーマンのまま、広大な万葉公園のどこかの駐車場に降ろされました。

県立万葉公園案内板

後で地図を見て分かったのですが、万葉公園正面口の更に手前の駐車場でした。で、ここから徒歩でメイン会場というかスタート&フィニッシュ地点のある「太陽の広場」に向かいます。

太陽の広場までの上り坂

降ろされた地点から「太陽の広場」まで、実は結構距離があり、ずっと上り坂です。登りはじめて最初の駐車スペース地点に入場者ゲートが設けられており、ここで検温をします。その後、島根県内組と県外組でそれぞれ別れ、大会前1週間の体調チェックシートを提出し、全てクリアであれば、証明のリストバンドをして入場します。

だだっ広いであろう公園内、全くどっちに行けばいいのか分からないので、とりあえず人の流れに沿って登って行きます。で、ようやくスタート&フィニッシュゲートが見えてきました。このゲートの横がメイン会場となる「太陽の広場」です。

太陽の広場

ここに来てふと気付いたのですが、シャトルタクシーを降りてからここまでの道のりって・・・ ハーフのコース・・・

スタートしてすぐはめっちゃ下り坂で、フィニッシュ直前は鬼の上り坂・・・

なんか走る前から恐ろしくなって来ました。でもまぁ〜過去にも似たような過酷なコースもあった訳だし、と一先ずそのことはこっちに置いといて、とにかく広い「太陽の広場」を散策することに。

太陽の広場

入ってすぐ右側に常設のステージがあり、広場の真ん中辺りにはテントが張られ、近くまで行って見てみると、荷物置き場になっていました。ステージに向かって左奥の方にもテントが張られており、こちらは更衣室になっているようです。あとは、点々とトイレと自販機があるくらい。

あれ? 大会パンフレットにはステージの前辺りに「出店スペース」って記載されているんだけど、どこを見渡しても見当たらない。マラソン大会なんかでは、出店巡りって重要な楽しみの一つなんだけどなぁ〜。

結局なんで出てなかったのか、どこを確認してもアナウンスされていなかったのと、面倒で聞くこともしなかったので、どうしてかは分かりません。勝手な推測としては、やっぱ感染対策の一環なんじゃないかなと。ただこれにより、帯同してくれた妻には申し訳ないことをと思ってます。自分が走ってる間、何も楽しみがない。だたっ広い公園外に出ることもできないし、完全な待ちぼうけを食わせてしまうんだなと。それも信じられないくらいの強風の中で・・・

そう、前述しましたが、とにかく風がめちゃくちゃ強かったんです。そこに来て、万葉公園は結構な高台に位置し周りに全くと言っていいほど風を遮るものがない。そして、太陽の広場は単なる広場で、風が好きなように吹いてる状態。会場に着いたときは陽射しが出ていたのですが、風が強過ぎて体感温度が下がる下がる。

とりあえず、トイレの建物を風除けにして腰を下ろし、妻とスタートまでの時間を過ごします。ここからが長い。出店があると思い早めに会場入りしたところがあるので、時間がたんまり。強風の中とても長く感じられました。

スタート地点

待つことどれくらいでしょう? やっとスタート20分前です。そろそろスタート地点に向かわねば。

今回は本番で走るシューズも履いて来ているし、ゼッケンもつけてあるランシャツもパンツもアウターの中に着て来ているので、ウワモノを脱ぐだけでOK。いつでも走れる状態です。格好だけは。

ただ、走る格好というと、ノースリーブのランシャツにショートのランパンなので、強風をまともに食らい肌を痛めつけます。寒いってもんじゃありません。1週間前に走った「岡山30K」は、30度オーバーで暑さと直射日光との戦いでしたが、今回は風と寒さとの戦いを強いられそうです。

スタート地点

身体を震わせながらスタート地点に着き、自分のスタート位置となる「14組」の場所を探します。

14組? 結構後ろの方?

と思って後方に目をやると、14組以降もまだまだ「組」があるじゃないですか。正確な組数は確認できませんでしたが、30組近くあったと思います。

今回のスタートですが、感染症対策のひとつとしてウェーブスタートが採用されていて、どうやら約50人くらいの組で、30秒間隔でスタートするみたいです。

とまぁ、今回はこの辺りで一区切りにしておきます。いよいよ次回は「レース編」に突入。てか引っ張り過ぎのような気がしますが・・・

レースもさることながら、レース前後のお話に自分自身が興味あるので、敢えてボリューム多めで記してます。では次回。

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