【PB更新】2023そうじゃ吉備路マラソン<ハーフ> 其の三

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そうじゃ吉備路マラソン

2023年2月26日(日)、実家のある岡山県総社市で開催された「2023そうじゃ吉備路マラソン」のレポート第三弾です。

前回では、ガチランナー達と今か今かと号砲を待つところまでをお送りしました。そしていよいよ今回は、スタートからのレースの模様をお送りします。

では早速・・・

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ひるむスタート

スタートライン

はじめて体験するスタートラインからのスタート。周りは倉敷高等学校陸上競技部の面々をはじめ、陸連登録されている、どう見ても「ガチでしょ」って感じのランナーばかり。きっと60分台、70分台のランナーばかりなんだろなって。

そんな中に自分。

今回なんとか「サブ100」を。と言ってるような者が居ていい位置じゃない。

分かってるんです。ですが、大会ルールでこうなっちゃったんだから、今更言っても仕方ない。ただただ、皆の邪魔にだけはならないようにと、一番端に陣取りました。できれば背中にでも、トラックなんかによく貼ってあるステッカー、「法定速度遵守車 お先にどうぞ!」を貼っておきたい。。。

そんなことを思いながら今か今かと号砲を待ちます。そして「スタート1分前」のアナウンス。

ここまできたら腹を括るしかありません。こうなったら目一杯楽しまなきゃ。だってなかなかない経験をさせてもらう訳ですから。

スタート30秒前

スタート10秒前

皆ランニングウォッチのスタートボタンに手を当て、前のめりに。

パーンッ!

思ったよりも小さい乾いた音とともに、一斉にスタート。ここでなぜかフリーズ。。。

今まで出場してきた大会では集団の後方からのスタートだったので、号砲がなってもすぐには動き出さず、ちょっとしてからゾロゾロと歩きはじめて、って感じだったなので、その感覚が染みついていたのか、何かを躊躇したのか、それともひるんだのか・・・ スタートラインから飛び出せるのに、すぐに動けなかった。時間にして1秒程度だと思うが、皆ものすごい勢いで飛び出していくので超絶邪魔でしかない感じ。まだ端の方にいたので良かったが、イラッとした速いランナーさん達がいたことでしょう。この場を借りて謝りたいです。慣れてなくてどうもすいませんでした。

ありえないスタートダッシュ

邪魔になりながらも、まぁなんとかコケることなくスタートを切ることができました。はじめて見る世界に、ちょっとした優越感からか、なんか嬉しくもありましたが、その反面恥ずかしさも交錯する感じです。それでも昨年11月以来の久しぶりのレースで気持ちが昂まって興奮してます。

が、すぐに気付いてしまいました。というか異常な状態に身体が悲鳴を・・・

危ないのもあってですが、自分の走力ではありえないスピード、あってはならないスピードで走ってます。

すでに倉敷高校の面々や、それに続く速いランナー達は見えないくらい前に行ってしまっています。ですがまだまだ速いランナー達がいっぱい居る集団の中。なんとか邪魔にならにようにと、前述したように自分のレベルではあってはならないスピードで走っている。いえいえ、走っているじゃないですね、走らされている状態です。

そのことに頭で気付く前に身体が反応し、一瞬パニックになりそうでした。完全に息が上がり、スピードに乗りたくとも乗れなくなっていたのです。慌てて深呼吸をし、パニックを回避、そして冷静に頭で考えます。

アカん。このままだと早々に終わってしまう。。。

ってことで、追い越していく速いランナー達の邪魔にならないよう、道の端から2列目くらいを陣取り、まずはペースを落ち着かせました。あっ、ちなみに1番端じゃなく2列目にしたのは、大会に出られた方なら分かる方が多いと思いますが、意外と大外からもの凄いスピードで抜いていくランナーが多いからです。

ペースを一旦落ち着かせたとはいえ、久しぶりの大会出場で気持ちが昂っている上、速いランナー達に囲まれているので、まだまだ速いペースです。

こうやって活字にしてみると、結構な距離の話のようですが、ほんの百数十mの出来事だったと思います。まぁ、そのくらいのレベルってことですね。ちなにに入りの1kmは、GARMINの計測で、「4:24」でした。今の走力ではありえんペース。

ペース維持

最初の1km、周りに引っ張られありえへんペースで駆け抜けましたが、道の端の方で、なるべく後続の速いランナーの追い越しの邪魔にならない様にしながら、なんとかペースを落ち着かせました。

と言っても、レースだし、PB更新を狙ってるし、目標は「サブ100」って言っちゃってるし、ってことで、いつもの「ぼっち練」なんかと比べたら、キロ30秒ほど早い「約4:40/km」でキープです。

このペース、気合が入り高揚したレースだから出せるタイムですが、果たして本当に最後まで持つのか未知です。一応レース経験もそれなりに積んできて、「行けるだろう」と踏んで挑戦はしているんですが、「行けるだろう」のあとに結構な「?!?」がついた状態でして、当日の体調、コンディションに相当左右されるだろうなと思いながらも信じて走ってます。

そうこうしてると、左手に「備中国分寺」の五重塔が見えてきました。

知り尽くしたコースだからの・・・

今回の「そうじゃ吉備路マラソン」についてですが、先述した通り「地元開催」となる自分の住む「岡山県」での大会です。それも実家のある総社市です。

今でこそ岡山市に住んでいますが、小・中・高と7歳〜18歳までを総社市で過ごし、その後、東京での生活15年を挟み、33歳から再び約10年ほど暮らした町です。

いろいろと変わったところはありますが、所謂よく知った町ってやつです。その上、この大会は今回で5回目のエントリーなので、コースもよ〜〜っく分かっています。

だから、この備中国分寺を越えると、結構な坂が2つ続いていることも。

まぁまだ前半なので、体力&気力ともに充分ってことで問題なくクリアできますが、やっぱ気が重く、ましてやこのハイペース(自分にとって)で上り下りしてしまうと、ボディブローのように後半くるんじゃないかなと。

コースが分かってなければ、そんなことまでは考えず、今目の前の坂に集中できるんですが、如何せん知り尽くしたコースなもんで、このあとの展開(コース)が分かっている分、なんか余計なことを考えてしまって、今目の前のことに集中し難いんですよね。コースを知り尽くしているのも良かったり悪かったりです。でも冷静に対処さえできれば武器になるはずです。

坂道の攻略

てなことをいろいろと考えながら、坂道に突入。あっ、他のランナーさんは知りませんが、自分は走っているときに、結構頭の中はフル回転でいろんなことを考えてます。もちろん今走っている状況なんかもそうですが、全く走ることとは関係がない、今日あった出来事や、ここ最近気になっていること、悩みや情報の整理やなんやかんや。走っているときって、前向きな思考が優勢になるので、意外といい感じに頭の中が整理されるんですよね。ただ、さすがに今は坂道の登りなんで、自らを鼓舞しながら進むのが精一杯ですが。(笑)

そうそう、皆さんは坂道の攻略ってどうしてますか? よく考えたら他のランナーさん達がどうしているのか聞いたことがないです。

ちなみに自分は、「誰よりも坂道は得意なんだ! ここが一番の見せ場じゃないか! ペース落とすことなくガンガン行こう!」と、とにかく自分は坂道のエキスパートだって言い聞かせて、鼓舞しまくりで攻略してます。

そして、坂道の頂上が近づいてきたら、「あそこまで踏ん張れば、あとは楽チン、スイスイなんだぜ! こんなとこで負けんじゃねぇぞ!」と尻を叩きます。

そのお陰かどうか、自分で言うのもなんなんですが、比較的坂道には強いんじゃないかなと思ってます。過去に出場した大会を思い返してみても、出たことがある人なら口を揃えて「あそこはアップダウンがエグいよう」と言う、「瀬戸内海タートル・フルマラソン全国大会」や「萩・石見空港マラソン全国大会」などでのタイムは結構いいんですよね。

一説では、ドM気質が爆発してるんじゃないかと。苦しいコースであればあるほどみたいな。(笑)

なんか話が脱線してしまいましたが、2つ続く結構な坂を乗り越えなきゃならんと言うことです。ちなみに、フルマラソンの場合は、周回コースとなるので後半にもう一回この2つの坂と対峙することとなります。

ときには他人の力も

坂をクリアすると、ここからはしばらくは比較的平坦な道が続きます。太陽も出ているので、散歩するにはとても良い日って感じです。沿道で応援してくれている人達も、風はちょっと肌寒いけど、比較的気持ちの良い応援日和だったんじゃないでしょうか。

そんな応援を背に、ここからはとにかくPB更新を目指して、タイムを気にしながら予定のペースをしっかりと刻んで行かねばなりません。

今のところ順調に推移して来ているはずなので、後半に少しでも余力を残せるよう抑え気味でペースを刻めたらと。

って絶対無理っ。

よく考えたら、普段のぼっち練よりキロ30秒以上も速いペースで走っているんだから、抑え気味もなんもあったもんじゃない。とにかくペースを維持できるよう、落ちないようなんとか耐えるしかないのだ。ただ、今この状態でこのままずっとこのペースが維持できるのかめっちゃ心配。

そこで、次なる作戦を。その名も「他力本願作戦!」

走っている人ならきっと分かると思うのですが、要は、自分が理想とするペースで走ってるランナーを見つけ、その人の後について走るってやつです。ランナー用語(なのか?)で言うところの「引っ張ってもらう」ってやつですね。

そこでまずは肝心の理想ペースで走っているランナーを探さねばです。ちょっとキツイですが、自分自身が理想のペースで走ってみて、同じくらいのペースで走っているランナーを探します。で、そのランナーの動きをしばし観察。ペースに乱れがあるようでは返って疲れてしまうので、その辺りをチェック。問題なさそうであれば、「マイペースメーカー」の称号を授与し、後にピタッと。時折タイムを見ながら、ムラがあったり上がり過ぎたり下がり過ぎたりしていれば、称号を剥奪し、新たなペースメーカーを探します。

で今回は、一発で良いペースメーカーを見つけれたので、4:40/km〜4:45/kmくらいでしばらく引っ張ってもらいました。

と今回はこの辺りが切りが良さそうなのでここまでにしておきます。いつもサクッと短めにまとめたレポートを、と思って書きはじめるのですが、書き出すとダラダラと長くなってしまいます。。。 長々とお付き合いくださっている方、ありがとうございます。次回レポートでは、必ず(笑)フィニッシュまでの模様をお届けします。

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