【PB更新】2023そうじゃ吉備路マラソン<ハーフ> 其の四

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そうじゃ吉備路マラソン

2023年2月26日(日)、実家のある岡山県総社市で開催された「2023そうじゃ吉備路マラソン」のレポート第四弾です。

今まで長々と引っ張ってまいりましたが、いよいよレースレポートラスト、フィニッシュまでをお送りします。

では早速・・・

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強風でペースダウン

マイペースメーカーに引っ張られることどのくらいでしょう。なんか随分と楽させてもらった感じです。やっぱり引っ張ってもらうって、ペースを維持しながら走りやすいんですね。普段「ぼっちラン」で、なかなかこういう経験できないんで、ものすごく感じました。

ですが、元々自分にとってはキツいペースで走っているので、ちょっとした上り坂なんかで少し遅れを取り、そしてまた追いつくを繰り返しながら来ていました。そしてとうとう遅れを取ったあとの差が縮められなく・・・

原因は「強い向かい風」です。

今までそれほど風が強いと感じていなかったんですが、コースが開けた田園風景に変わったところで、急に風が。今までも吹いていたのかもしれないんですが、何かと遮るものがあり感じていなかったのかも。ここに来て視界が広がったと思ったらもの凄い強風で前に進まない。。。

それでも前傾姿勢で遅れを取るまいと必死で足を前に繰り出していたのですが、差が縮まらないどころか、広がっていってます。

ちなみにコースの場所としては、テクノパークの折り返しから総社I.C.に向けて北上する田園地帯の辺りです。

まともに受けていた北風も、なんとか西に向かうコース(R180)に出て横風に変わり、だいぶ走りやすくなってきて、またペースが安定してきました。ただ、マイペースメーカーは既に随分と前に行ってしまい、残り5〜6kmは自分との戦いになってきました。

沿道の応援を力に

残りの距離を考えると、フィニッシュタイムがどんどん気になってきます。目標タイムまでめちゃくちゃ余裕があれば、どれだけ縮めることができるのだろうってとこでしょうが、自分の場合、どう考えてもギリギリ。ちょっとでもペースが落ちれば目標クリアならずって感じです。

そうでなくても、先程の強風向かい風でタイムがちょっと落ちてしまっているので、どこかで埋め合わせしておかないとやばいかもって。

ハーフの現在の距離と残りの距離のプラカードを持った人が見える度に、めっちゃ計算してます。サブ100をクリアするには、残りが何キロで、残り時間が幾らってことは、キロ平均4分ウン秒で行けばギリクリアかな? みたいな。

そして何度計算し直してみても、残りの体力&走力を考えるとヤバいって感じ。

そんなとき本当に『力』になるのが、沿道の応援なんですよね。マラソン大会に出場したり長距離ウォーキングイベントに参加する前には思ってもみなかったことですが、気力&体力が極限状態に近づけば近づく程、『応援』、言い換えると『人の温かさ』とでも言うのでしょうか、ちょっとした声がけや笑顔が身に染みてくるんです。

これって歳の所為? いえいえ、きっと人間が本来持ち合わせている『心(感情)』なんでしょうね。こんな自分(結構希薄な人って・・・)でも、人の温かさをものすごく好意的に受け止めることができます。そして、もうちょっと頑張ってみよう、踏ん張ってみようと思わせてくれるんですよね。見ようによっては、単なるええカッコしい的なところもあるのかもしれませんが、良い結果に結びつくんならそれもアリでしょう。

残り約3km。とにかく諦めず粘れ!

全力疾走のフィニッシュ

正直言って、スタートからここまで自分の走力以上のペースで走ってきて、結構足にキテいるなって自覚してます。そんな中、残り約3kmを、キロ4:40切るくらいで行かないとサブ100は難しいってことに気づきます。前半ならなんとかなってたタイムですが、今となっては、キロ5:00はいかないものの、キロ4:50前後ウロウロしながら、前半の少ない貯金を使い果たし、マイナスに転じてます。

さすがに現実的にサブ100は難しいのか? と疑いはじめました。そうなると、PB更新に切り替えか? と・・・

今のハーフPBは、2021年に出した「1時間43分57秒」です。このタイムを元に計算すると、よっぽどのことがない限りは問題なくクリアできます。でもここまできて「楽」な方を選択し、完全に「諦め」を良しとしてる自分が許せない。。。

てことで、まだ終わってないし、諦める必要もないし、とにかく最後まで粘って行けるところまで行ってやる。と腹を括りました。身体がついてくるか不安要素満載ですが。

ここからはタイムを気にするというより、とにかく今よりも少しでもペースを上げることを考え足を前に出してます。もう作戦も何もないんです。手元の時計をチラチラと見ながら、ペースが落ちていないかだけを確認し、あとはラスト1kmをどうするかってのみです。

なんとかペースを落とすことなく、総社市民会館手前の20km地点まできました。ここで再計算。やっぱギリギリのギリギリです。残り時間は4分30秒ちょっとしかありません。

オイっ自分、どうなる? どうする?

と自問自答。答えは決まってます。

後悔したくない! やるしかないでしょう!

でした。

とにかく今のペースは悪くはないので、このまま残りの距離の半分くらいを進んで、ラスト約400m、トラック1周分くらいでスパートし勝負に出ます。

さぁ、吉と出るか凶と出るか。フィニッシュ手前約400m、最後の力を振り絞ってラストスパートです。沿道の応援もものすごい中、目一杯手足を動かします。

ここで・・・
あとで妻が撮影してくれた自分のラストスパートシーンを見たんですが、本人感覚では、上記のような「目一杯手足を動かします」て感じなんですが、客観的には「死にそうな顔で、足も上がってないし、腕も全然触れてなく、お世辞にもスピードに乗ってるとは言えない」ってのが本当のところでした。(笑)

それでも、今までのペースよりは早い。

そしてラスト約100m。ここで、フィニッシュラインに用意された計測タイムの電光掲示板が見えてきました。

1:39:X X

目に飛び込んできた数字は、1時間39分を回っているじゃないですか。もう絶体絶命って感じ。少しでもスピードを緩めようものならサブ100は難しく、できればもっとスピードを上げなくてはアカン感じです。

すでに足はガクガクって感じでしたが、ここまできてやっぱ後悔はしたくない。あとで「あの時もうちょっと頑張ればよかった。死ぬ気で粘れなかったか」なんて思いたくない。その一心で、もの凄い息遣いで、というか半分無呼吸にも近い状態で、今にも攣りそうな足を必死で動かし続けました。

ラスト約10m

この時点で、電光掲示板は、「1:39:50」。超ギリギリですが、「イケる」と確信しました。そしてそのまま・・・

ゴーーーーーーーール!

完走証で正式タイムを確認しないとわかりませんが、残り時間5秒くらいあったんじゃないかと。

祝! サブ100!

ただ、その代償たるや。ゴール直後その場で膝に手をつき動けなくなりました。息も完全に上がってしまい、足は痙攣気味。なんとか他のランナーのゴールの邪魔にならぬ様、端に避けることはできましたが、しばらく放心状態でした。

やっと息も落ち着きはじめ、頭を上げフィニッシュゲート奥で待つ大会スタッフの元に行き、計測チップを外してもらい、飲み物をいただきました。

完走証

そして、ダメージだらけの重い足を引きずるようにしながら、完走証受取ゲートへ。ゼッケン番号を見せ、完走証をいただきます。まずはタイムの確認・・・

1時間39分56秒(ネットタイム:1時間39分54秒)

やったぁ〜! サブ100達成です!

超ギリギリですが、間違いなく1時間40分を切ってます。

はじめて出場したハーフの大会は、2017年の同大会で「1時間58分37秒」、今までのワーストが、2019年のふくやまマラソンでの「2時間00分16秒」、そして今までのPBが、2021年の萩・石見空港マラソンでの「1時間43分57秒」。

練習不足を懸念しておりましたが、経験値はすごい武器になるようで、上記の記録の上に今回のタイムがあるんだなぁ〜と。

ですが、レース後のダメージは結構なものです。こんなところに練習不足が出てるようです。でも本当によかった。細かな反省点はあるものの、『後悔』はしなくて済んだ。

程よい『達成感』と『充実感』、そして『疲労感』の中、自然と笑みが溢れます。

完走記念写真

これで、2022-2023年シーズンの目標だった、フルマラソンでの4時間切り(サブ4)と、今回のハーフマラソンでの1時間40分切り(サブ100)達成でございます。

これにて、「【PB更新】2023そうじゃ吉備路マラソン<ハーフ>」の大会レポートを終了とさせていただきます。お読みいただいた方々、遅筆で大変ご迷惑をお掛け致しましたが、ありがとうございました。

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