岡山30K -2022- 其の一
さぁ、今年もやってまいりました。自分にとって、本格的なレースシーズン開幕直前となる大事な「ランニングイベント」。そう、2017年からはじまった『岡山30K』です。
第1回大会から皆勤参加しているイベントなもんで、そりゃ今年も外せないでしょう。
ということで、今回6回目となる当イベント、当日(10月8日)の模様を時系列にレポートしていきたいと思います。
過去の記事はこちら↓↓↓
第5回「岡山30K -2021-」
第4回「岡山30K -2020-」
第3回「岡山30K -2019-」
第2回「岡山30K -2018-」
第1回「岡山30K -2017-」
岡山30Kとは
本題に入る前に、毎回恒例のこちらから。
はじめて「岡山30K」という言葉をお聞きになった方のために、まずは「岡山30K」とはなんぞや? ってところを説明しておきましょう。
【30Kシリーズとは】
フルマラソンを目標するランナーにとって必須のトレーニングと言われている、30km走を行う脚づくり練習会のことです。
目標タイムに応じたペースメーカーが走るのでペース感覚の養成にもなるし、ランナーズチップによる計測もしてくれるので各5kmのラップタイムも確認できます。
「日本最大級! 走る仲間のランニングポータル RUNNET」を運営する(一財)アールビーズスポーツ財団が主催の、2016年から全国各地で順次開催されている、「脚づくり」と「レースペース体得」を目的としたイベントです。
で、「岡山30K」は、岡山市旭川ランニングコースを会場とし、下記地図にあるように、片道2.5kmの往復5kmを6周します。
というイベントで、「岡山30K」は「おかやまマラソン(毎年11月)」の約1月前に開催されています。そう、「おかやまマラソン」に出場するランナーにとっては、またとない良い練習機会となる訳です。
ムフフ・・・ なんか顔がニヤけます。なぜだか分かりますか?
感の良い方なら分かりますよね。新型コロナウイルスの関係で、2020年、2021年と中止になった「おかやまマラソン」、今年、2022年は今のところ開催予定なんです。
なもんで、今年は3年ぶりに堂々と言える訳です。
もう一度言いますよ。
『「おかやまマラソン」に出場するランナーにとっては、またとない良い練習機会となる訳です』。
それでは本題に戻り、2022年のイベントレポートをお送りします。
結果
岡山30K -2022-
ネットタイム:2時間45分25秒
グロスタイム:2時間48分35秒
PB(岡山30K -2020-)と比べると13分ほど遅く、去年(岡山30K -2021-)よりは25分ほど早いという、なんか微妙なタイムです。ただ、今の総合的な走力を考えると、なかなかです。
このあと追々お話ししますが、この(微妙な/笑)タイムでゴールできるまでの心の葛藤やら、距離が進むにつれ悲鳴を上げていく身体との対話やら、なかなかの物語がありまして・・・
あっ、それって今回に限ったことではないですね。走る度、特にレースや今回のようなランニングイベントなんかでは、自らを結構追い込んで行くので、本性というか、普段なかなか見ることのできない弱い自分だったり、意外な自分に出会えたりします。
とにかく、走りながらいろんなことをめっちゃ考えて葛藤しながら、自らを鼓舞してみたり、「よく頑張った、無理するなよ」と優しく労ってみたり・・・
そしてそして今一度奮起しようと試みて、なかやまきんに君じゃないですが、自分の筋肉(身体)に「惨めに諦めるのかい? 意地を見せて粘るのかい? どっちなんだい?」と話しかけたりするんです。
その辺りのことを思い出せる限り、お伝えできればと思います。
年齢、走力など近いランナーさんは、きっと「うん、うん」とうなずけるところがあるかと。
作戦
まずは今回の作戦から。
とにかくフルマラソン4時間のペースメーカーについて行く。行けるところまでついて行く。最低でも20kmまではついて行く。20km過ぎてからは、身体と相談して、再度展開を組み立てる。目標タイム、3時間以内。
はっきり言って、「作戦」と呼べるようなものではないですが、あまり細かく決めてしまうと、そこからはみ出たときに動揺してしまい、修正が効かなくなってしまうので、このくらい緩い感じにしています。
あと、PBが2時間33分35秒だというのに、結構弱気な作戦(目標)のようだと感じませんか?
本来なら『目標は高く!』
と行きたいところなんですが、冷静に現状と今後のことを考えると、この辺りが妥当かなと。
その現状ですが、毎月お送りしている「ランニングレポート」に詳しく書いてある通り、6月に体調を崩し半月離脱してしまい、復活したら今度は夏真っ盛りで、暑さにやられ距離が踏めませんでした。
で、直前の9月に入り、少しは涼しくなってきたから挽回だと思ったら、また体調を崩し、結局6月から走力が戻るどころか、距離にもペースにも不安が残る状態で、今大会を迎えてるんです。
なもんで、作戦&目標としては上記のような感じとし、あとは10月8日の開催日を、疲れを全て取り除き、しっかりと体調を整えた状態で迎えることに集中しました。
疲れを取る具体的な策としては、年齢的に疲れが抜けにくくなっているので、本番の2日前から完全休足に入り、前日は足を中心に入念に全身をマッサージしてもらいました。あとは湯船に浸かる時間と睡眠時間をいつもよりちょっとだけ多めにとること。
今更何を言ってもどうしようがないので、練習不足とはいえ、体調さえよければなんとかなるでしょうと楽観的にあとは本番を迎えるだけです。
さぁ、これで残りの気になることといえば、当日の天気のみです。前日の晩、天気予報を見る限りでは昨年のような30℃オーバー快晴ってことはなさそうだし、一昨年のような豪雨ってこともなさそう。
練習不足しかり、当日の天候しかり、まぁレース前からどうすることもできないことに気を揉んでも仕方ないので、「できれば少しでも気温は低くお願いします」と、軽く祈り床につきました。
会場到着〜スタート直前
当日朝、10:00スタートなので、その4時間前くらいに起床し、レース前のいつものルーティーン。
と言っても今となっては特別なことをする訳でもありません。レース経験が浅いときはナーバスな感じで、いろいろと考えてアレもしなきゃコレもしなきゃって感じでしたが、レースに出始めて6年、いい意味で余裕が出てきたのか、いつもと変わらない朝を迎えれるようになりました。
強いて違うところといえば、忘れ物がないかチェックすることと、会場で着替えるのが面倒なので、横着さ爆発でレースウェアを着るくらいのことです。(もちろんレースウェアの上にそのときに天候に合わせてジャージやらを着ますよ)
あっ、もうひとつ、朝ごはんになぜか「メロンパン」と「大福」を食べる習慣がついたことくらいです。(笑)
さぁ準備もできたし、そろそろ出発です。
岡山30Kは開場が8:00となっており、スタートが10:00。場所も旭川河川敷で勝手も分かっているので、それほど早くに会場入りする必要もないかと思い、8:30前くらいにバイクで家を出ました。
この大会は参加者も600名くらいでそれほど混まないし、会場となる河川敷に駐輪場も用意されているので、昨年からバイクで会場入りしてます。
15分ほどで会場に到着し、気持ちも昂まってきました。
会場に到着してまずすることが、検温とスマホの健康チェックシートの提示。
コロナ禍になってから基本会場での受付はなく、事前に計測チップとゼッケンが郵送されてくるので、会場では前述した検温と健康チェックシートの確認のみで、健康状態に問題がなければ、確認済みのリストバンドと、大会をサポートしている「アミノバイタル®」から「アミノバイタル®プロ」と「アミノバイタル®パーフェクトエネルギー®」を渡されます。
ちなみに「アミノバイタル®プロ」と「アミノバイタル®パーフェクトエネルギー®」は、スタート30分前に是非摂取するようアナウンスされてました。
てことで、9:30になり「アミノバイタル®プロ」と「アミノバイタル®パーフェクトエネルギー®」を摂取し、レースウェアの上に着ている服を脱ぎ、レースに必要でないものと一緒にリュックに詰め、手荷物預かり所に預けました。
あとはトイレに行って軽く準備運動すればOK。
本来なら「30K」はスタート15分前くらいから、大会トレーナーが中心となって参加者皆んなでウォーミングアップをするのですが、コロナ禍で中止となっており各自でウォーミングアップするようになってます。
そのため、スタートまでセレモニーらしいこともなく、皆それぞれ、ウォーミングアップする人、仲間と談笑する人、ひとり物思いに耽っている人、音楽を聴いている人など、さまざまな時間を過ごしています。
ちなみに自分は、「知った人いないかなぁ〜」とキョロキョロ。
そうこうしている内に、いよいよスタート時間が迫ってきました。
スタート
この大会は1分間隔のウェーブスタートとなっており、フルマラソンのフィニッシュタイム、3時間、3.5時間、4時間、4.5時間、5時間の目安となるペースメーカーが用意されており、事前に申告した目標タイムでそれぞれ各グループに分けられ、スタート時間が違います。
ちなみに自分はサブ4を目標にトレーニングしているので、4時間のペースメーカーのグループに入り、10:03スタートとなりました。
さぁ、いよいよです。
いつもいつも感じるんですが、スタート直前のこのワクワク感と不安が入り混じる感覚が堪らない。
一体どんな内容のランになるのか?
ここで今一度振り返っておきますが、30kmのPBは、「2時間33分35秒(2020年)」で、ワーストが、「3時間10分54秒(2021年)」です。大会直前までの練習量はそれほど変わらず、当日の体調もこれといって大差はなかったと記憶してます。ただ一つ違ったのは、当日の天気、特に結果を分けた最大の原因は気温。
PBが出たときは、すごい雨で手が悴んで給水で用意されていたペットボトル(コロナ禍だったため、コップではなくペットボトルでした)の蓋を開けられないくらい気温が低い日で、ワーストのときは、10月だというのに30℃オーバーというとんでもなく暑い日でした。
このブログ内でも再三再四お伝えしていますが、とにかく暑さに弱い自分なので、当日の気温にものすごく左右される訳です。
で、肝心の今回の気温は・・・
スタート時点では、時折晴れ間が見えますが、雲も多く、このままの天気だと、それほど気温は上がらないんじゃないかな、という感じでした。
そんな不安をよそに、10:00から1分間隔で各グループのスタート開始です。
そして、10:03。今年の「岡山30K」がはじまりました。
とここで一区切りにさせていただきます。思っていたよりレポートが長くなってしまったので、続きは次回「其の二」ということで。
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